健康豆知識「元気通信」

梅雨のストレス対策

更新日:2022.06.02
執 筆:整体師 角道征史

今年の春はいつもよりも天気が崩れることが多かったような気がします。
まるで梅雨かのような、じめじめとしたスッキリしない日が続いています。

梅雨の時期のストレス

自律神経の面で考えると気圧の変化が負担となりますが、天気が悪いことでセロトニン分泌が低下することは、気分の面にも影響します。

さらに、このように湿度と気温が高くなると、新型コロナなどのようなウィルスの活動は低下しますが、逆にカビや菌などのはたらきは活性化してしまいます。
そのため食中毒になったり、生乾きのような不快なにおいに悩まされたりすることが多くなるのですね。

変化自体がストレスになるだけでなく、気分や食事、においの点でもストレレスを強めることとなります。
天候の変化を調整することはできないので、こうした場合はそれぞれの状況に応じたストレス対策が必要になります。

雨の影響を受けやすい場合

梅雨の季節や雨の影響を受けやすい場合、基本的なエネルギーレベルが低下していることが考えられます。

自分に余裕があれば、変化が大きくてもストレス処理が簡単にできるので、そこまで影響を受けなくなります。
常日頃からエネルギー補給を意識的に行うと良いでしょう。

バランスの取れた食事・水分・酸素・睡眠・適度な運動が大切です。

セロトニン分泌が低下している場合

次に、セロトニン分泌が低下している場合には、セロトニン神経の活性化が必要です。

毎日何らかの形でのリズム運動を行うことでセロトニンが分泌されやすくなります。

のんびり歩きや犬の動きに合わせた散歩ではあまり効果がありません。
歩く場合はてきぱき歩きを10分以上30分以内で行うのがおすすめです。

長くやりすぎると抑制に働いてしまうので逆効果になります、ご注意を。

食中毒

食中毒対策の基本はしっかり加熱することです。

これはにおい対策でも共通ですが、菌は加熱によって死滅します。菌を生きたまま取り込んでしまうために、体に対してストレスになり、そのストレス除去のために食中毒を発症してしまうのですね。

におい

カビや雑菌も湿度が高まると活動が活発になります。

現在の洗濯機の構造上、洗剤の残りかすから菌が発生しやすくなっています。
湿気が多く気温が高いと菌が活性化してイヤなにおいを発生します。

それで生乾きのイヤなにおいがこの時期に強くなるのですね。

冬の間は気温が低いため大丈夫ですが、気温が高いと汗をかいて濡れるために菌が活性化し、菌の付着している服から異臭がするようになります。

食中毒の場合と同様に、菌は熱によって死滅するので、アイロンがけや乾燥機にかけることで対策できます。
また洗濯槽洗浄と洗濯ネットのこまめな掃除も菌の繁殖を抑えるためには有効です。

さらに重曹水やアルコールなども菌やカビの繁殖を抑えることができます。あらかじめ塗布しておくと効果的です。

状況に合わせた対策と自分の体力の底上げをして、毎日を快適に過ごしましょう!