健康豆知識「元気通信」

水分補給で気をつけるべき3つのポイント

更新日:2017.09.27
執 筆:整体師 山下国彦

ここ数年の夏はとても暑いですよね。

毎年気温が上がり続けているため記録更新し続けているみたいです…(笑)

こうした暑さの中、皆さんは熱中症や脱水症を起こしてはいないでしょうか?

人間の体内は、約70%が水分で構成されているのですが、これが発汗等により失われることが、熱中症や脱水症を起こす原因となります。
そういった症状を未然に防ぐ方法として、一番適しているのが「水分補給」です。

 

水分補給で必要な量はどれくらい?

では、1日の内で補給すべき水分は一体どの程度なのでしょうか。

1日に必要な水分量は体の大きさや、年齢などによる個人差もありますが、60kgの成人で、3リットル程度と言われています。
そして1日の食事で取り入れる水分や、代謝で生成される水分量が、約1.5リットル程度といわれているため、残りの1.5リットル程度が水分補給として必要な量の目安となります。

また、夏場の気温の高い日や、運動等で普段より多量に汗をかけば、その分、多めの水分補給が必要となります。

ただし、一度に多量の水を飲むと、腎臓に大きな負担がかかり、お腹の重さを感じたり、痛みを感じたりする場合があるので注意が必要です。
1回の水分補給の目安は、150ml~250ml程度、これを1日に何回かに分けてゆっくり飲むようにしましょう。

 

水分補給が必要なタイミングはいつ?

私達の体は水分が不足すると、喉の渇きという反応で教えてくれます。

喉が渇いているという状態は、既に体にとって水分不足の状態であり、脱水症の初期段階であるため、基本的には喉が渇く前に水分を補給する事が、必要となります。

また、それに伴って、就寝前の水分補給がとても大切となります。
人間は寝ている間に多量の汗をかきます。
特に夏場はいつも以上に汗をかき、寝ている間に脱水症や、熱中症になってしまう危険性が高まるため、注意が必要です。

 

水分補給に必要なもの・不要なものとは?

他にも気をつけるべき事が、いくつかあります。

コーヒーや紅茶といったカフェインの含まれている飲み物は、利尿作用があるため、水分補給には適していません。

そして、汗を沢山かいた時は、水分と一緒にナトリウムも不足してしまいます。
そのため、汗を沢山かいた時は、水分と一緒にナトリウムを摂取することが、必要となります。
ナトリウムはスポーツドリンク等で補給する事も可能です。

 

みなさんこまめに水分を取り、身体に無理な負担を掛けず、頑張っていきましょう!