更新日:2021.11.01
執 筆:整体師 角道征史
健康の3要素ということばを耳にされたことのある方は多いと思います。
次のようなことです。
しっかり睡眠を取ることによって、体や脳の修復がなされます。
最も効果的と言われているのは、7時間前後の睡眠で、その後の寿命が最も長くなるという研究結果が出ています。
そして睡眠時間が6時間以下になると、様々な能力のパフォーマンスが7割以下に低下してしまうという報告もあります。逆に長すぎる睡眠も寿命は短くなるという結果に・・・
もちろんすべてが全員に当てはまるということではありません。
エネルギーのもとになる三大栄養素の糖質・タンパク質・脂質に加えて、それをエネルギーに変えるために必要なものが、酸素・水・ビタミンです。
さらにそれを細胞内に取り込むために必要なものがミネラルになります。
これらのものをしっかりと満遍なく摂ることをおすすめします。
せっかく休息を取って、エネルギーを補給しても、それだけではやる気につながらないということも多いのではないでしょうか。
そこで適度に運動することが、体と心を元気にすることにつながります。
体を動かすことは、血液の流れを促進します。
動くことで栄養が体の隅々にまで行き渡り、細胞が、体が元気になってくるのですね。
そして、活動することによって、様々な達成感が生まれ、それがホルモンの分泌につながって、やる気が出てくるわけです。
こうした健康の3要素が備わっていると基本的には元気に生活することができます。
ところが、こうしたエネルギーの補給をおろそかにして、さらに体や心にストレスばかりかける生活をしていると、エネルギーはどんどん減り、自律神経は乱れてしまいます。
このとき、とくに負担となるのが、4つのストレスの中の精神的ストレス、つまり人間関係のストレスになります。
もしも引きこもっていて、誰とも接しない場合、精神的なストレスはかなり少なくなると思います。
しかし、人間は社会的な動物であるので、人に愛されたい、認められたいという欲求があるため、引きこもり生活では満足することはできません。
そのため、引きこもっていても、SNSやゲームなどでつながりを求めるのですね。
また、少し輪を広げて、自分を認めてくれる仲間との交流だけなら、ストレスも比較的少なくて済みます。
それが、学校・サークル・アルバイト・仕事と交友関係が広がっていくほど、ストレスも増大していくのですね。
コンフォートゾーンということばがあります。
快適空間という意味です。
人間は成長していく過程で、どんどん自分のコンフォートゾーンを広げていきます。
それによって新鮮な刺激を受けてぐんぐん成長していくのですね。
それがいつの間にか、重なるストレスによって疲弊し、代わり映えのない日々を今現在のコンフォートゾーンのなかでダラダラと生きてしまいがちです。
ベースとなる健康の3要素を備えた上で、コンフォートゾーンを広げるフレッシュな生活をしたいものです。