健康豆知識「元気通信」

「おかげさま」で今の自分がいる

更新日:2017.07.19
執 筆:整体師 佐藤優

「おかげさまです」
なかなか最近聞かなくなってきたと感じるのは
私だけでしょうか。

昔はよく私のおばあちゃんがよく言っていました。
何かとニッコリして、おかげさまで、、と。

小さい頃はなんで?と思って聞いていました。
その人は別に何もしていないのに、何故おかげさまで、と言っているんだろう?

今になって思うのは、人間同士の関係が今よりアナログで直接的な近い感覚だったのかな、と思います。
自分一人ではなく、自分の周りには人が居る。
今の自分は、その今まで居た人たちのおかげだ、と。

つまり、その人が具体的に何かをやってくれたから、対その人という小さな利害関係の世界ではなく、自分のベースが人や環境で、その上に自分が立っている、自分は支えられているという大きな感覚でしょうか。

「おかげさま」の素直な気持ちで症状を改善しよう

私もそうですが、体調やプライベート・仕事などがうまくいかなくなると、ついつい人のせいにしたり、自分勝手になったり、殻に閉じこもってしまったりしてしまいますね。

アイツのせいだ
誰も私の事なんか分かってくれない、

なんていう風に自分本意になります。
ですが、そんなことはないですよね。
まるっきり人のせいだけではないし、本当に自分一人という訳でもないです。

今の私は人に支えられてきました。
あなたもきっと、沢山とはいかないかもしれませんが、人に支えられて今まできました。
この事実は忘れてはいけませんね。

どうしても、おかげなんて思えない、という方は、これからおかげにすればいい。

~のせい。にするか、
~のおかげ。にするかは、その人次第です。

「ありがとう」
「おかげさま」
これらはこのような気持ちを素直に伝えられる言葉なんですね。

大切なことですが、余裕がない時につい忘れがちなことなので今回のテーマにさせていただきました。

ちなみに、症状の改善が早いのは、~のおかげの方が、明らかに早いですよ(^.^)