当院院長のブログ

変化の途中に注意

更新日:2021.04.09
執 筆:整体師 田島健次

新年度、新入生、新社会人の季節ですね。
今年は、コロナの影響で、入社、入学がいつもと違う形になったのでしょうか。

環境、立場が変わるとは・・

今までと環境、立場が変わる人がいるでしょう。
学生では、上の学年に上がる人、小学生、中学生、高校生、大学生になる人、学生から社会人になる人、昇進で肩書きが変わり課長、部長になる人などで変化が多い時期ですね。

環境変化はストレスを伴いますので、スタートから頑張り過ぎると自律神経も乱れやすいです。体調不振にならないように気をつけてください。

大きな環境変化は、学生から社会人になった時ではないでしょうか?
しかし体は、学生時代の自分と社会人になりたての自分では、そんなに変わっていないのです。
少し年を取ったぐらいでしょう。
外的な環境や立場が変わっても、自分は自分ですよね。

大きな環境変化があると、外的な環境変化、気持ちの変化、体の変化が一致していないため、ストレスを感じ疲れます。
初めの1,2週間は、変化に対応しようと交感神経が活発に働き、気持ちが高ぶっているため、集中力や疲労感を感じづらくなります。
その後は、交感神経の働きが枯渇してきて、徐々に自律神経自体の働きが低下して、不眠、倦怠感、集中力低下、消化不良などの症状が出る可能性があります。

大きな環境変化があった方は、3週間ぐらい後からは、積極的に休息時間を取ることをお勧めします。(5月病、燃え尽き症候群になる前に休みましょう)

変化に対応するためには

1.環境変化

社会人1年目の人は、初めは研修期間があるでしょう。
この時に、環境に適応するための知識、技術を習得しましょう。

2.気持ちの変化

この変化が上手く出来ないと、精神的ストレスが高まります。
思考では、自分がどの様な立場なのかは、理解しています。
「仕事は大変だな」「失敗してしまう」「この会社で大丈夫かな」などの勝手な思い込みや刷り込みが、マイナスの自己イメージをつくり、精神的ストレスが高まります。
「仕事をして成長できる」「誰にも失敗があるし、失敗しない人なんていない」「この会社で学べることを学ぼう」というプラスの自己イメージを高めると、変化に対応するのが速くなります。

3.体の変化

体はそれほど急には変わりませんが、環境変化で生活リズムが変わり、体に影響がでます。
例えば、食事する時間や睡眠時間の変化、運動不足などです。
休日を使った運動不足解消や、姿勢の調整で、体のリズムを整えましょう。
3ヶ月もすれば、体は適応してきます。

これからは、変化が速い時代です。
変化に対応するために、体、心が疲れます。
変化と戦える時は戦い、変化に負けそうなときは、無理をしない方がいいと私は考えます。

例えば、怪我をしていたり、ネガティブな気持ちを持っていたりする時に、スポーツ競技でいい結果は出せませんよね。
必ず治療してリハビリをします。
治療、リハビリをすることで、体が強くなり、また挫折感が気持ちを強くして、前よりいい結果を出したスポーツ選手も多くいます。

私達の日常生活でもそうだと感じます。
自分で対応出来ない時は、休息をとり、専門家に相談しましょう。


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