更新日:2025.01.23
執 筆:整体師 田島健次
本年もよろしくお願いいたします。
最近のメルマガは、心と体をテーマにしたものが続いていますね。
是非、過去のメルマガを振り返ってみてください。
なぜこの様なことをいうのかといいますと、人は忘れるからです。
新年に入り今年の目標は?と聞くと、「健康に過ごす」という目標が多く返ってきます。
今年に入り3週間たちました。
どうですか?
難しいですよね。
意思が弱い、継続力がない、と自分を責めないでください。
「人は忘れます。」
いつもの生活スタイル、いつもの思考癖になります。
健康法、栄養学、心理学など多くの情報が新しく出ては無くなり、また新しい情報が出てきます。
体の悩み、心の悩みは減ったのでしょうか?
新しい情報を知っても、なかなか生かせないのが現状ではないでしょうか。
重要なのは自分に合った健康スタイル、心の在り方を見つけることです。
その上で今回のテーマは「言葉で思考を変えよう」です。
「言葉で思考を変えよう」・・・なに?
簡単に言いますと、あなたの使っている言葉であなたの思考が決まるということです。
沢山知識を入れても、根本的な意識・思考は変わりづらいのです。
例えば、生まれたての赤ちゃんは言葉を発しません。
しかし音は聞いています。
両親の使っている言葉により少しずつ意識が芽生え、言葉らしい音を発し意思疎通が出来るようになり、思考が発生して感情が生まれてきます。
(赤ちゃんが泣いているのは感情ではなく、自律神経の反射と言われています。)
身近な人の発している言葉により意識や思考の癖が形成されて、自分の発する言葉が似てきます。
似たもの夫婦、類は友を呼ぶではありませんが、長い間同じ言葉遣いで一緒にいると考え方、生活スタイルに合わせて細胞レベルで似てくるのです。
心と体を整えたい人は、周りの人の言葉遣いを気にしてみてください。
汚い言葉、批判的な言葉、否定的な言葉、攻撃的な言葉を使う人の近くにいると、あなた自身も無意識にその言葉を使い、考えるようになります。
今では、テレビ、動画などでの否定、批判的、恐怖をあおるような言動も、思考・意識が行ってしまいます。
SNSなどのコメントにも注意しましょう。
なぜ言葉、言語で心と体が整うのでしょうか。
脳は(自律神経)聞いたもの見たものをそのまま理解するからです。
A君は、駄目だな~って怒られています。
あなたは隣に座っています。
現実にはあなたは怒られていません。しかし脳ではその言葉が入ったら「駄目なんだ~」って意識に入るのです。
言語→思考・意識→感情→反応→現象となります。
言語「駄目だな~」
→思考・意識「能力無い、失敗ばかり」
→感情「悲しみ・恐怖」
→反応「硬直・萎縮・震え」
→現象「肩こり・息苦しさ・無気力」
この流れの時に、自律神経、ホルモンが反応して体の不調が起こります。
なんとなく理解出来ましたか?
この逆を続けると何が起きるか想像できますよね。
まずは自分から自分にかける言葉を変えてみましょう。
自分にねぎらい、励ましの言葉をかけ、周りの人、物、食べ物に感謝の言葉をかけましょう。
ありがとう・いただきます。
人は忘れます。反復練習が大事です。