当院院長のブログ

人間関係のストレスは、見栄?

更新日:2021.05.14
執 筆:整体師 田島健次

新生活を始めたり、新しい職場に異動したりした方は、1ヶ月がたちましたね。
新しい人間関係が広がり、少しずつ慣れてきていると思います。
気が合う人、苦手な人が分かり始める時期ではないでしょうか?

アピール上手と威張りは違う

会社の上司や同期、学校の先輩、クラスメイトで、次の様な態度を取る人はいないでしょうか?
本人の実力以上に見栄を張って、「俺」「私」、凄いんだぜ、アピールが強い人。
例えば
仕事で結果を出していないのに、威張り散らしている上司(昔の武勇伝を話したがる)。
やたらに服装にこだわり、ブランド物でそろえる。
SNSでリア充ぶりをアピールする。
学歴や、友人に有名人がいるなどのアピールをする。

この様な傾向がある人のことを、「虚栄心」が強いと言います。
自分が「虚栄心」が強いと、人間関係のストレスが高まり、慢性ストレスになりやすいので、「虚栄心」を理解しておくことは、精神的ストレスの軽減につながります。
自分のまわりに「虚栄心」が強い人がいる場合も、参考にしてください。

「虚栄心」とは

自分を実質、能力以上に見せようと、見栄を張る心のことです。
他人の目を気にして、他人より優れていることを見せようとする心ですね。

「虚栄心」が強い人の特徴は

  1. 自分に自信が無く、不安感が強い。
    コンプレックスが強い。自己肯定感が低く、自己否定感が高い。
  2. プライドが高い。他人の成功、成果を認めない。
    負けず嫌いで、人より優位に立ちたがる。他人を認める、褒めることができない。
  3. 自分の弱さ失敗を受け容れない。嘘をつく。
    自分の弱さを見せるぐらいなら、嘘をついて自分を隠したり、ごまかしたりする。

この様な特徴は、誰でも少しはありますが、強すぎると人間関係が築きづらく、社会生活も苦しくなります。
すると、ストレスが多くなり、自律神経が乱れやすく、体調不良が続くと焦りが出て余計に「虚栄心」を高める事になります。
自信喪失、自己嫌悪、感謝する気持ちの低下、人間不信、罪悪感、と心理的ストレスだらけでは、治る症状も治りづらくなります。

「虚栄心」の強さを改善するには

1.ストレスを避ける

精神的ストレスには、ゆったり心地いい時間を過ごしたり、自然が多い場所に行ったり、カウンセリングを受けたりするとよいでしょう。
構造的ストレスには、運動、整体、マッサージなどがよいでしょう。
化学的ストレスには、スマホ、カフェイン、甘い物、辛い物を控えるのがよいでしょう。

2.自己分析

自己分析をして、自分を受け容れ、認めましょう。自分の思考の癖を理解して、対応方法を見つけるとよいでしょう。

3.人は人

自分は自分、他人は他人です。価値観の違いを理解して、争わない、競わないようにしましょう。他人を褒め、認め、参考にするとよいでしょう。

4.助けを求める

出来ないことは、人に聞きましょう。子どもの時は、親や大人に助けを求めましたよね。助けを求める能力が高いほど、自律神経の活動は高まります(子ども時代の環境によりますが)。

体の不調は病院、整体へ、
心の不調は、カウンセリングを受けたり、友人、信頼できる人に相談したりしましょう。
仕事、ビジネスの悩みは、コンサルタント、先輩、上司を頼りましょう。

「虚栄心」は、人によく思われたいという気持ちから出てきています。
過剰の「虚栄心」でなければ、人によく思われたいと言う気持ちは向上心につながります。
上手く、コントロール出来るといいでしょう。


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