当院院長のブログ

変化はストレス

更新日:2019.03.22
執 筆:整体師 田島健次

暖かくなってきましたね。もう春の陽気の日もあります。
3月は卒業、年度末など慌ただしい感じがします。皆さんはどうですか?
卒業、引っ越し、異動などの準備があり、変化が多くなる3月です。
変化はとてもストレスになります。

特に女性は、変化に敏感に反応します。
季節の変わり目や移住環境が変わると、気付いていなくても無意識に体や心へストレスが多くかかります。
何故、女性は変化に敏感なのでしょうか?これはDNAレベルの話ですが、原始時代のご先祖様の生活が今も受け継がれているという説があります。

男性は、狩りに行くために交感神経を働かせて、マンモスなどと戦い新しい土地を開拓するという本能があります。
獲物が取れなければ家族のご飯がないので、必死に戦い交感神経を働かせます。(貴重なタンパク質を取るため)
女性は、住んでいる洞窟の掃除、子育てをしたり、いつもの果物を取りに行ったりなど、行動範囲が限られていて、家族を守る為の安全な環境を整える副交感神経を働かせます。

男性は闘争・逃走の交感神経優位。女性は安心、安全、回復の副交感神経優位となるわけです。

原始時代から今は進化しているので変わっているとは思うのですが、DNA細胞レベルの記憶なので・・・。(男女差別ではないです)
草食系男子、肉食系女子など今は個人によりだいぶ違いますね。

この様なことがあるので、環境が変わる事は男性より女性の方がストレスを多く感じやすい傾向があります。(個人差はありますが)
季節の変わり目、引っ越しなどの後は体の疲労をシッカリ感じて早めのケアが必要になります。
特に環境変化は、1~2週間後にストレス症状が出やすいので気を付けてください。
環境変化後の数日は交感神経が活発に働くため疲労を感じにくくなっているので、ちょっと慣れた時期にストレス症状が出ます。

変化に適応するには、自律神経の状態を安定的に良い状態にしておくことが重要です。
交感神経を昼間はシッカリ上げて、夜に副交感神経が働く状態を作る事により変化のストレスに適応しやすくなります。

朝ダラダラして日中もダラダラしていたら、交感神経が上がらず夜も副交感神経が上がらないので浅い睡眠になりやすいです。
体を動かす事により交感神経が活性化するので、体を動かさないと頭ばかりが働いてしまい脳が疲労します。
脳が働き過ぎるとネガティブな思考に入りやすくなります。
一日のうち、脳ではネガティブな思考が7割を占めていると研究で分かってきているそうです。

ネガティブ思考になると落ち込み、凹み、悲しみ、落胆、自己否定、自己嫌悪などになります。
自分でストレスを作ってしまいます。
体を動かして笑っている人を想像してみてください。↑のような感情になっていますか?
体を動かしていると、脳のネガティブ回路に入りにくくなるのです。

しかし、疲労とストレス過多で自律神経が乱れていて、うつ傾向にある人は、無理に運動して疲労を増やさないでください。休息しましょう。

自律神経を活性化して、ストレスに対応できる状態にする方法として体を動かしましょう。
暖かくなってきましたね。スマートフォンを置いて季節の変化を楽しみながら散歩してみませんか?

「感情が行動を促す」のではなく、「行動が感情を促す」「楽しいから笑う?笑うから楽しい!」のです。

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