当院院長のブログ

エネルギー不足とは

更新日:2019.04.19
執 筆:整体師 田島健次

4月です。平成が終わりますね。
平成最後という言葉をよく聞きますが、皆様はどう捉え、どう感じていますか?

私は、10代の学生、20代の社会人、30代の治療家と、平成は変化が多かったな~と振り返って自分を褒めています。
(去年の12月のブログに、「振り返って精神的ストレスが減る」という事を書いていますので、参考にしてください。)

4月がスタートしていかがでしょうか?
先月のブログで、「変化はストレス」になりますと書かせていただきましたが、変化や新しい物を受け入れない、取り入れない事はありませんか?

変化する事や新しい物や考え方を取り入れることは、ストレスになりエネルギーを使います。

子どもの時や若い時は流行に敏感で、新しい物や流行りの事を素直に受け入れて取り組んできませんでしたか?
子どもや20代はエネルギー代謝が大きいので、積極的にチャレンジしやすいのです。

ちょっと専門的な事を簡単に言いますと、エネルギーとはATP(アデノシン3リン酸)を細胞で多く作る事です。
細胞の代謝が活発なので、エネルギーをどんどん作ります。
若い時に食べても太りづらいのは、細胞が食べ物を分解してエネルギー(ATP)を作り出して、消費しているからなのです。

しかし、体を動かしていないと細胞が活性化しません。

体を動かして酸素を多く取り入れ水分をとることで、細胞でATPが作られ、脳にもエネルギーがまわります。
すると、脳が活性化してポジティブになり、新しい事や新しい物に興味が湧いてきて変化にも対応しやすくなります。

体を動かしてストレスに強くなるという事は、この様な事が体の中で起きているのです。

皆さんの生活を振り返ってみてください。
一日中パソコン作業をしていると夕方から頭の働きが低下してきませんか?

ぼーっとしてきて、首、肩が凝ってきます。
一日中動かずに椅子に座っていると細胞でエネルギーが作られず、脳にエネルギーが不足になります。
(この時甘い物が食べたくなります)

すると、ストレス状態になり交感神経が優位に働くため、体が緊張して筋肉が固まります。
学生時代の体育の授業が重要な事が理解できますよね。

子どもの時に体を動かさないでスマートフォンなどで時間をつぶしていると、エネルギーが作られず脳が活性化しないので、ストレスに対応できなくなったり、自分で考え行動する力が低下します。

小さな子どもが近くにいる人は、子どもの行動を観察してください。

常に動き回っていませんか?
本能的に動く事により細胞を刺激し、エネルギーを作り出すことで、脳細胞を活性化しているのです。

疲れたらすぐ寝ませんか?
寝る事により活性化した脳細胞を定着、クールダウンしているのです。
元気に動き回っている子どもにうるさいからと、動くことを制限しないほうが良いですね。

変化や新しい事にチャレンジするには、元気でいる事が一番と考えます。元気=健康ですね。
アントニオ猪木さんの言葉で、「元気ですかー。元気が1番、元気があれば何でもできる」素晴らしい言葉だと改めて思いました。

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