当院院長のブログ

自分の欲求は何?

更新日:2022.06.09
執 筆:整体師 田島健次

6月になり新生活、新体制になり早くも2ヶ月がたちましたね。
疲れがたまっていませんか?

初めは新しい環境になれる為に緊張、興奮しているので、中々、自分の体と心の疲労を感じづらいですが、ゴールデンウイークなどで少しリフレッシュしたり、体を休めたりすることで回復していきます。

しかし、2カ月がたつと生活リズムが掴めてきて、自分の時間にやりたい事をしたい、や、仕事では自分のやり方で進めたい、といった欲求が出てきます。

欲求と体の関係

欲求不満が体を緊張させて疲れさせる、といわれたら、どう感じますか?

皆さん欲求が満たされていますか?
満たされている人は元気で健康でしょう。
しかし、責任や社会性がありますので、現代社会で完全に欲求を満たしている大人は中々いないでしょう。

欲求を求め、満たしている人がいると聞いて、誰を思い浮かべますか?
そうです、乳児や幼児です。

乳児や幼児の欲求は何だと思いますか?

一番は生きていくことです。
お腹が空けば泣き、オムツが不快なら泣き、自分の欲求を「泣く」ことによって表現し、両親、大人に欲求の充足を求めますね。
子どもにとって生きるということは、欲求が満たされるか否かなのです。

欲求が満たされない子どもは、どうなると思いますか?

ネグレクトや虐待をするような大人に育てられると、欲求を表現しなくなり、感情も出さない様にして、我慢、耐える、感じないという、生きるためのすべを身につけます(可哀そうです)。

子ども時代だけではなく、青年期や大人や高齢者でも、欲求を表現や感情を出せなくなる場合があります。

例えば

  • 学校、職場での無視、いじめ。
  • 夫婦でのコミュニケーションがない。仮面夫婦。
  • 高齢者のコミュニティーでの差別。

自分がしたいことや言いたいことを無視、否定、抑圧されると、欲求が満たされなくなります。

この様な状態になると、体の表現が出来なくなったり、言葉を発しなくなったりし、感情を感じない様になってしまいます。
そうなると、筋肉の硬直や慢性的な筋緊張が起きます。
肩こり、首こり、背中の痛み、喉の締め付け、息苦しさなどが出てきます。

慢性的な筋緊張が起きてしまうと、自分の欲求が分からなくなり、思考なのか感情なのかも分からなくなります。

筋緊張を取る方法

  1. 体を動かす。
    歩く、ヨガ、ストレッチ、ラジオ体操など簡単なものから始めてください。
  2. 整体、マッサージ、お風呂、サウナなど外的な体の刺激を入れる。
  3. 話す。
    カンセリングでもいいですし、何でも話してもいいと思える人に話す。

まず重要なことは、筋肉を使って体を動かし、筋緊張を取ることです。
筋肉の緊張が取れれば、自分のやりたい事や感情が少しわかってきます。

筋肉の緊張が取れるということはリラックスすることなので、深い睡眠に入れます。
睡眠欲求が満たされる⇒脳の疲労が取れます。
脳の疲労が取れると、自律神経が活性化して内臓を正常に動かします。
お腹が空く⇒食欲が満たされ
栄養が満たされる⇒行動意欲がわきます。
人にやさしくなり、異性に興味がわく⇒性欲が上がります。

我慢、耐える事ばかりではなく、自分を上手く理解して表現することで、元気に楽しく生活しましょう。


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