当院院長のブログ

時間感覚を上げてみよう

更新日:2018.11.16
執 筆:整体師 田島健次

今年もあと2カ月となりました。あと2カ月もあります。
どちらの表現がしっくりきますか?

よく、歳を重ねると1年が早く感じると耳にしたことはありませんか?
子どもの時の1年と30代以降の時間の早さが違うという人もいました。
40代50代になるとあっという間に時間が過ぎるよと、幼い頃に年上の方に言われたことがあります。

幼い頃は実感をしませんでしたが、私も40代になり分かる気がします。
あっという間の1年でもう11月かぁ~~と感じています。

時間が早く進むことを解明した人がいます。
ポール・ジャネという哲学者です。これを「ジャネーの法則」といいます。結構、有名ですね。
生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢と反比例する。
簡単に言うと、歳を重ねると時間が早く感じるのは心理的なことだと言っています。

幼い頃は、色々な経験が新鮮で興奮し、イベントが楽しみで待ち遠しいので充実していて、時間経過が遅く感じる状態です。遠足が待ち遠しい、夏休みが待ち遠しいなど。

大人では給料日が待ち遠しい(同じ給料かぁ…少ないな…)
休日が待ち遠しい(やる事ないな…家族サービスかぁ…)
と感じるとそれまで長いな~と思いませんか?
カッコ内の事を感じていたら不快ですね。ストレスになりそうです。

幼い頃はドキドキした経験が乏しく、何でも新鮮に感じているので脳が活性化してドーパミンが多く出ます。
そのため充実した時間を過ごせるので、長く感じやすいそうです。

大人は経験が多くなり一日一日同じ繰り返しで、新鮮な気持ちにならず脳が活性化しづらく40歳以降はドーパミンの分泌量も減ってきます。
そのため時間のメリハリがなく早く感じるようです。

ドーパミンは、運動調整、快感、意欲、学習を司る効果があります。
一日の仕事や勉強、育児、家事をこなすので忙しく、疲れて新しいことなど出来ないよって声が聞こえてきそうです。分かります。私もそうですから。

しかし、少しずつ、気持ちだけでも良いので、新しい行動、新しい捉え方、新しい考えで生活してみてください。
脳が活性化して自律神経への良い刺激になり、意欲が出やすく充実した一日を過ごして時間が長く感じるようになるかもしれません。

10月のブログ刺激を求め自律神経を活性化にも書きました。

体調が悪く自律神経が乱れている時は、ゆっくり過ごす休日も重要ですが、「ラジオ体操、ストレッチをしてくださいね」と先生に言われている当院の患者さんもいますよね。

実は、身体を動かして代謝を上げると時間を長く感じやすいのです。
子どもは、大人より代謝が高いので時間を長く感じやすいという事もあるそうです。
歳を重ねると体重が落ちづらい…そう代謝が下がっているのです。
ここでも時間が早く感じる要因かもしれません。

「物理的時間」は、皆さん平等です。
マンネリの生活ではなく、ちょっと刺激のある事を取り入れて脳を活性化し、自律神経も活性化させてはいかがでしょうか。
楽しい事を考え計画することは、精神的ストレスを軽減するのに有効です!!
私自身10月から言っていますが、新しい事かぁ…忘年会の計画しか考えてないな。(笑)

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