当院院長のブログ

本当の目標とは

更新日:2021.01.22
執 筆:整体師 田島健次

2021年が始まりました。
今年は、どの様な年になるか楽しみですね。

1月の私のブログでは、毎年「目標」をテーマに書かせていただいております。

2019年は「目標と欲求とは」、2020年は「願い事を叶える事が健康への一歩」、2021年は「本当の目標とは」についてお話ししていきます。

「セルフ・コンコーダント・ゴール」という言葉をご存じでしょうか。
真の欲求に結び付いた目標という意味で、自分の強い信念、関心事から生まれる目的、つまり自分自身の人生の目標の事です。
人生の目標というと重く感じる人もいると思いますが、自分の信念、関心事を明確にして人生のナビゲーションにしましょう、という事です。

地図アプリ、カーナビなどがないと目的地に着けないように、日常生活でも、目的地が分からないままですと、迷い、不安になり、ネガティブストレスが上がり、動きが取れなくなり、自律神経の働きが低下します。

明確な目標を持つ事によって得られるもの

目標を明確にすると、次のようになります。

  • 周りの人や物事に流されず、主体的な行動がとれます。
    外的要因のストレスに強くなります。
  • 目標に向かっている時に、達成感、幸福感が上がります。
    自分の心理状態も前向きに行動的になり、自律神経も正常に活動します。
    セロトニン、オキシトシンが分泌され、幸せを感じられます。
  • 迷いがなくなり、ポジティブな感情が出てきます。
    自尊心、自信が高まり、将来への不安や恐怖心が減ります。
    不安感や恐怖心は生きるためのエネルギーを大量に使うので、疲労感、無気力につながります。
    自分の目標を達成しようとする意欲があれば、不安や恐怖心は起こりづらいです。
  • スキルや非認知能力(自制心、やり抜く力)が上がります。
    日常生活にもメリハリが出来るので、暴飲暴食を避けたり、睡眠リズムが整うような行動をしたりします。

目標を設定するには

目標を設定するには、人生で大切な事を考え書き出してみるとよいでしょう。

内的要因からくる、自分自身の成長、他者とのつながりや、貢献できる事、自分も他者も幸福感が上がるもの、自分のしたい事、心から楽しい、
夢中になれる事を書き出してみましょう。

お金や社会的地位、経済的なものは外的要因です。
間違った目標設定につながります。

セルフ・コンコーダント・ゴールをみつけるには、大変で時間がかかる事かもしれません。
しかし、一度立ち止まって、取り組んでみる価値はあるでしょう。

多くの方は、自分の人生の目標とは違う事をしています。
それにより仕事や人間関係で無意識にストレスをためて、体調を崩してしまっている人が多くいると感じています。

体調が悪い時は、体調不良を治す事が目的、目標になってしまいがちです。

もちろん、体調を改善する行動や知識は必要です。
しかし、体調の改善を目標とするよりも、体調が改善した後、やりたい事に意欲的に取り組む自分を目標にした方がよいでしょう。
体調を壊したストレス要因を理解し、目標達成に取り組んでいる自分の姿を想像している方が、体調が改善する傾向にあります。

是非、元気でやりたい事をしている自分、目標に向かって行動している自分をイメージしてみてください。
そのためにも、セルフ・コンコーダント・ゴールをみつける2021年にしましょう。


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