当院院長のブログ

平熱を上げるとストレスに強くなる?

更新日:2020.09.11
執 筆:整体師 田島健次

残暑が厳しい季節ですね。
この夏はどの様に過ごされましたか?
夏の過ごし方によって、秋・冬の体調が変わってきます。

夏は、冬に比べて睡眠時間が短くなる傾向があります。
この睡眠時間が短い習慣を秋・冬にしていますと、免疫力・調整能力が低下して風邪を引きやすく、睡眠不足が慢性化します。

涼しい日があります、夏の疲れを取ると思って早めの就寝はいかがでしょうか?

夏の過ごし方が冬に影響

例えば、暑いからといってエアコンの効いた部屋でアイス・冷たい飲み物を摂りすぎてしまうと、胃腸が冷えて、低体温になってしまいます。

低体温はよくないという認識は、皆さんありますよね。
なぜ低体温が良くないのかというと、細胞の代謝が低下するからです。

代謝によって、細胞が増えたり活動をしたりします。
そのとき、エネルギーが作られます。
代謝が行われることで、細胞で必要なタンパク質が作られているのです。

代謝がいいと多くのエネルギーが作られるので、活動量が上がり、ダイエット効果もあります。
また、タンパク質を作る機能があるので、肌や髪が潤い美容効果があるとも言われています。

そして、非常に大事なのが、ウイルスと戦う抗体を作ることです。
抗体はタンパク質を原料に作ります。
ウイルスが体の中に入ってくると発熱して体温を上げ、代謝を活発にして抗体を作っているのです。

この時に解熱剤などを使うと、ウイルスと戦う抗体を作るスピードが遅くなるので、風邪が長引いたりしやすくなります。
コロナウイルスに関しては素人なので…分かりませんが、体の生理機能はこの様な事が起きています(もっと複雑ですが)。

代謝を妨げになる物は

低体温の他に糖分が多い食事は代謝を阻害しますので、アイス・甘い飲み物はダブルで代謝機能を下げますね。
甘い物を食べると一時的にエネルギーが上がりますが、これでは長続きしません。
しかし、食べたくなるときがありますよね。

ストレスを受けると交感神経が上がりストレスに瞬時に対応としようとして、エネルギーに速く替える甘い物を摂りたくなります。
これは、瞬間的なストレス対応には有効です。

例えば、激しいスポーツの時には、エネルギーにすぐに替わる糖分が必要になります。

しかし、現在は、慢性的なストレスが多いので、糖分を摂ってばかりでは代謝が低下して低体温になり、持続的なエネルギーが作られないことや、抗体を作るタンパク質の合成が低下、細胞活動も低下します。
すると、何が起こるでしょうか?

細胞は脳、筋肉に多くあるため、細胞の機能低下は、脳の活動も低下します。
脳の活動低下はうつ傾向、自虐的、記憶力低下、疲労感になります。

エネルギーが不足することで、少し動くと疲れて集中力が続かない、筋肉も少ないので姿勢が維持できなくなる。
肌荒れ、髪の毛の状態まで悪くなります。病気も治りづらくなる。
恐いですね…でも、大丈夫です。

高体温になる生活


 

  • 運動(軽い筋トレ、ストレッチ)
  • お腹を温かくする食事
  • たんぱく質を多く摂る
  • 糖質を控える

 
以上のことをして体温が上がれば、体も心もエネルギーで満たされ免疫力も上がります。
試して損は、ないですよ。

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