当院院長のブログ

糖質とタンパク質

更新日:2017.08.01
執 筆:整体師 田島健次

こんにちは、上野整体健療院の田島です。

最近は、糖質制限が流行っていますね。
糖質制限ダイエット、ケトン体燃焼など、本屋に行けばたくさんの関連本が並んでいます。

当院でも「甘い物はやめてくださいね」って担当の先生に言われていますね。
甘い物=糖質を取って血糖値が急激に上がると、体は急激に上がった血糖値を下げようと調整します。
体にとって血糖値の急激な変化はストレスになり、自律神経の乱れにつながります。

甘い物だけではなく、ご飯やパンなどの炭水化物も糖質です。
取り過ぎは血糖値の上昇や体重増加になるので注意が必要ですね。

しかし、エネルギーの元になるので、体をよく動かす人には糖質が必要です。
偏食や極端な制限をしては精神的ストレスになりますし、美味しい物を仲の良い物と食べれば精神的ストレスも軽減しますから、ほどほどにしましょう。
ストレスは、過度や慢性的でなければ、活動的に行動がとれ、自己成長にもつながりますので、上手く付き合えるといいですね。

話を戻します。
「では、糖質以外に何を食べたらいいの」ってよく聞かれます。
私はタンパク質(つまり、肉ですね)をお勧めしています。

私たちの体の約60%は水分で、次に20%と多いのがタンパク質です。
血液・筋肉・皮膚・神経伝達物質・髪・爪・内臓粘膜などはタンパク質が原料で出来ています。

その中で注目していただきたいのが神経伝達物質です。
特に有名な神経伝達物質は、セロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンですね。
もう知っている人が多いと思いますが、簡単にこれらの作用を説明します。
・セロトニン(精神状態を司る。不足するとうつ状態になったりする)
・ドーパミン(運動調整、快感、意欲、学習を司る)
・ノルアドレナリン(意欲、不安、恐怖と言った感情、精神状態を司る)

これらの神経伝達物質の元はタンパク質=アミノ酸、特に肉に多く含まれています。
現代社会は忙しく、食事する時間を削って簡単にパンなどで済ませると、神経伝達物質を作る原材量が減ります。
すると、イライラしたり不安が強くなって、自律神経のうち交感神経が優位になり、常に緊張状態になります。
この悪循環が自律神経が乱れる要因にもなります。

忙しい時間の中でも、タンパク質を取る様に工夫することをお勧めします。
コンビニ食でも、タンパク質を含むゆで卵やチキンなどがいいですね。
特に肉がお勧めですので、牛肉、鶏肉、豚肉の特徴を簡単に書きます。
その時の皆様の体調に合わせて取ってみてください。

牛肉・・・冷え性・精力アップ
鉄や亜鉛などのミネラルも豊富。
ヘム鉄は野菜の非ヘム鉄より吸収率がよいため貧血や疲労倦怠感の改善に効果あり。

豚肉・・・疲労回復・アルコール分解促進・代謝促進
疲れやストレスを吹き飛ばすビタミンB1豊富。

鶏肉・・・風邪予防・肌荒れ改善
低脂肪で高タンパク質。ビタミンAやコラーゲン豊富で美肌作りに最適。

少し肉が食べたくなってきましたか?
もちろん肉だけでは食物繊維が不足しますので、野菜、海藻もしっかり食べましょう。
楽しくよく噛んで食べるのが基本です。
さあ、今夜は焼肉ですか(笑)

 

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