あなたはストレスと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
多くの方はストレスというと、精神的ストレスのことを思い浮かべると思います。
しかし、脳や体がストレスと感じるのはほかにもいろいろとあるのです。 自律神経失調症やうつ病の場合、それらすべてのストレスを考えながら対処しなければならないのです。
一口にストレスといっても、どのようなストレスが、あなたに負担をかけているのかを知らなければなりません。 ここでは簡単にストレスを
の四つに分類していきます。
多くの方が口にするストレスとは、この精神的ストレスだけのことを指していることが多いです。
親兄弟から仕事関係、嫁姑やご近所づきあいなど、さまざまな人間関係がありますので、ストレスも多く感じることと思います。
基本的には、あなたが「嫌だなあ」と思うことは精神的ストレスに入ります。
人間関係以外にもネズミやゴキブリが目の前にいる、満員電車の中で2時間も立っている、というような精神的に好ましくない状態にさらされている時を精神的ストレスというのです。
ストレスの中には構造的ストレスというものもあります。
骨盤や背骨がゆがんでいることや姿勢が悪いことは、あなたの脳にストレスを与えているのです。
例えば、あなたは肩こりや腰痛のまま仕事をしているとイライラしてきたりしませんか?
最初は小さな構造的ストレスですが、長時間にわたってさらされるので、大きなストレスへと変わってしまうのです。
ほかにも足にマメができて変な歩き方をした、パソコンが体の正面になく斜めの方向に向いて作業していた、人と話すのにずっと横を向いていたなど、これらも構造的ストレスになるのです。
化学的ストレスとは、栄養素の過剰や不足など、体に入ってくるものによるストレスです。
栄養の過不足以外にも薬や添加物などの胃腸から入るものから、排気ガス、タバコ、大気汚染、シンナー類など気体によって肺や皮膚から体内に入るものまで含まれます。
また高い山などに登り、酸素が薄くなることも化学的ストレスに入るのです。
温度変化によるストレスも結構大きなものになります。
暑すぎる場所、寒すぎる場所にいることは、それだけでストレスになります。
ストレスをたくさん抱えている方は、温度変化だけでも症状が出る場合があります。
一番多くみられるのは、冷たい空気を吸った時に咳込むことです。
これも一種のストレス反応なのです。