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終章 自律神経のしくみ

交感神経(動く神経)の働き

 交感神経は、あなたが働いている時・争っている時などによく働きます。
そしてストレス時には、交感神経は強制的に働かされます。
心の状態としては、

 

  • 緊張感
  • 恐怖感
  • 危機感
  • 怒り
  • 恨み
  • 不安
  • 興奮

 

 といったような状態の時に交感神経はよく働かされます。

 

 交感神経が働いている時には、脳や体は動くのに適した状態になります。
例えば、交感神経が働くと血糖値が上がり、血圧が上がり、内臓に行く血液は筋肉や脳に回されます。
そのため筋肉や脳は動きやすくなります。
つまり、交感神経が働くと脳も体も活発になるのです。

 

 しかし、交感神経が働くと脳や体が活発に動くため、疲労物質や老廃物がたまり、また、見えないぐらい小さく壊れる部分が出てきます。