心と体の勉強会 音声テキスト

自律神経を活性化させる一番いい方法

2019年8月開催 心と体の勉強会 音声テキスト No.3

目次

  1. 運動は自律神経を活性化させる

6.運動は自律神経を活性化させる

つまり、運動が良いっていうのは自律神経の働きを上げているからなんです。
走れば血圧が上がりますから。
だから体を動かすんです。
走れるなら走る方がいいですけど、歩きから始めて筋力を使うのがいいんです。
坂道や階段を使ったり上ったりただ平地を歩くよりも、筋肉運動がそのときにちょっと大声で歌いながらなんてのもいいですね。

周りからどう見られるかですけど、大きな声を出すというのもとても重要ですね。
カラオケ好きな人何人かいると思いますけど、
カラオケで大きな声出すのは半分はいいですけど、半分はダメなんです
カラオケは綺麗に歌おうとするんです。
ここの大声はどちらかというと雄叫びなんです。
犬が遠吠えをするとき、うまく遠吠えしようなんて思ってないですよね。
遠吠えしたくなったから遠吠えする。声出したくなったから声を出す。
というのが一番いいんですけど、そんなこといっても、そんな声を出したりは出来なかったりするので、まずは大きな声、カラオケとかでいいから大きな声、できれば自分がノリノリになる自分の琴線に触れるような歌とかを思い切って歌う振り付けをつけてもいいですね。
そんな事をしながら交感神経を活性化させていくという事が今の社会には必要です。

例えば不眠なんですけど、好感神経が10まであるとその日の夜、副交感神経は10まで下がる。
でも、戦わない、逃げない、大きな声を出さない、筋肉運動もしないとすると、好感神経は昼間2くらい。すると、夜、副交感神経は2しかない。
副交感神経は眠る神経ですから、2しかなかったら眠れないですね。
だから、うつの人達は、元気に活動もしないし、眠れないんですよ。
医者の中には副交感神経が働き過ぎちゃってるっていう人もいるんですけど、働き過ぎたらグッスリ眠れるんですよ
私達はうだうだは寝てますけども、グッスリ眠れないんですよ。深く眠れないんですね。
交感神経と副交感神経は対比で動く。
だから、運動するとよく眠れますよって言うのはこういう事なんです。
疲れたから眠るとかそういうのもあるんですけど、昼間に好感神経のスイッチが入ったら、夜、副交感神経のスイッチが入るようになっているんです。
あとはどれだけスイッチを入れられるかみたいな話しですね。
だからある程度活動的に動かすって言う事ですね。
特に体を動かすっていう事は交感神経を働かせるので夜は副交感神経が働きます。
寝なくていいやって言う人は怒りっぽいでしょ?
どういう事かと言いますと、交感神経というのは、繋がっている感情が怒りなんですね。
で、その人は眠れないって事は交感神経を抑圧している可能性があります。

参加者:「仕事が整備の仕事なので大きな声も出していますし、体もきついくらい動かしているんですけど」

それはね、特殊な例なので、あとで説明しますね。
普通は眠れないという人は交感神経の活動を落としちゃうんです。
で、一番落としやすいのが怒りとか、そういう物を出さないこと。
あの人むかつくんだよねーってこの辺でしゃべっているくらいだと、怒りはちゃんと外に出せないわけですよ。

怒りも、筋肉運動と声で出しているんですね。
そのへんの犬の餌ちょっと取ってみて下さい。ワンワンいいながら追いかけてきますから。
でも、人間はそこでたしなめられるんですよ。
女性はお淑やかになんて皆さん言われましたよね。
そうすると怒っちゃいけないって思うわけですよ。そこでグッと我慢すると交感神経もグッと我慢します。
で、副交感神経がそのまま働かなくなっちゃう。
だから、怒りの感情っていうのを抑圧してしまうと副交感神経が働かない。
でも。怒りってそうそう出せないですよね。
1人カラオケでバカヤローって言ったりして出せればいいですけど。
怒りだけじゃなくて喜びって言うのも交感神経の感情。
だからサッカーとか野球とかを見に行ったり、今年はラグビーだったり、来年はオリンピックとかありますね。
そこで、ワーっと盛り上がることで交感神経も働くので、怒りだけではないんですね。
怒りも出した方がいいんですけど、喜びっていうのも大切。
例えば、喜びの感情ってそんな抑えるもの?って思う人がいるかもしれませんが、例えばお父さんがアルコール中毒だったりした場合、隣で喜んでいると酒瓶が飛んできたりするわけです。そうなると、喜ぶのも小さく喜ぶようになります。
抑圧する環境にあると、交感神経は上がりません。