顎関節症の整体法

顎関節症の原因と自律神経失調症

顎関節症とは、あごの関節や周囲の筋肉や靭帯に何らかの異常があり、痛みや不快感、または口を開けたり閉じたりする時に違和感や、やりにくさが起こることを言います。

また、顎関節症の多くは顎だけの問題ではなく、自律神経が乱れていることで起こることもあります。なぜなら、あごやその周囲は、三叉神経・顔面神経・舌咽神経(ぜついんしんけい)・迷走神経(めいそうしんけい)でコントロールされていますが、これらの神経は自律神経と関りが深い神経のです。そのため、自律神経の働きに乱れがあるとそれらの神経も働きが乱れ顎関節症の動きが狂い顎関節症になるのです。
他にも顎関節症になりやすいものとして、頭蓋骨のゆがみもあります。頭蓋骨のゆがみは脳の機能を低下させ、自律神経やあごの周囲に関する神経の機能を狂わせ顎関節症になります。

  • 顎関節症はあごだけの問題ではないことも多い

逆に、顎関節症があることで頭蓋骨がゆがみ、自律神経が乱れて自律神経失調症になることも多いです。
顎と自律神経はとても深い関わりのためにお互いに影響しあうのですね。

顎関節症から自律神経失調症になる例

では、具体的に顎関節症から自律神経失調症になるメカニズムをお伝えします。
歯の治療や顎の周辺の打撲などから咬み合わせが狂い、咬む力が左右不均衡になり、頭蓋骨がゆがみます。するとそのことで自律神経が乱れてしまいます。
これが重なると不眠症やめまいになったり、刺激に対して過敏になりストレスを感じやすくなったりします。

自律神経失調症から顎関節症になる例

次に、自律神経失調症になることで顎関節症になるメカニズムをお伝えします。
自律神経失調症になるということは、脳がストレス状態にあります。そのストレスを解放させるために、眠っているときに食いしばりや歯ぎしりを行うことがあります。眠っているときは無意識の状態になりますので、いつも感じているストレスが浮かび上がってくるのです。そのため、そのストレスに抵抗して食いしばったり歯ぎしりをしたりするようになります。こうして顎に負担がかかり、顎関節症になります。

当院の顎関節症への整体の考え方

当院では、顎関節そのもの(顎関節を構成する、骨・筋肉・靭帯・関節円板・関節包など)を元に戻すことで顎関節症を改善させることもあれば、自律神経の乱れを元に戻し顎関節症を改善させることもあります。
原因が打撲などの顎関節症を除き、顎関節そのものと自律神経の乱れの両方にアプローチしています。
なぜなら、その方が症状の改善率が上がり改善にかかる期間も短くなるからです。

顎関節症の整体の種類

では、当院で行っている具体的な顎関節症に行う整体法を解説いたします。

咀嚼筋バランス調整

顎関節は、咀嚼筋(そしゃくきん)と言われる側頭筋・咬筋・内側翼突筋の3つの筋肉で頭蓋骨がぶら下げられています。そのため、この3つの筋肉の緊張のバランスが崩れると顎がゆがんでしまいます。そのため、この3つのバランスを取るための整体をまず行います。

  • 咀嚼筋のバランスを取り、あごのバランスを取る。

下顎頭運動調整

顎は下顎頭という場所を支点に動きます。この下顎頭の動きが正常かどうかを確認して調整します。

  • 下顎頭の動きが正常になると顎がスムースに動く

下顎底筋調整

顎関節症では、あごの下にある筋肉の調整もとても重要です。顎と首や舌と顎をつなぐ筋肉が密集しており、緊張やバランスが崩れているとあごが斜めになるなどして顎関節症になりやすくなるので整体で整えます。

  • あごの下の筋肉は盲点になりやすいので、しっかりと調整する。

頭蓋骨矯正法

あごは頭蓋骨との関節を形成しているため、頭蓋骨のゆがみも顎関節症の原因になることもあります。そのため、頭蓋骨のゆがみもチェックして矯正を加えます。

  • 頭蓋骨のゆがみがあると顎関節症になりやすいので矯正します。