症状別対処法レポート

体と心の状態

これまで、特徴や能力をご紹介してきました。
敏感で刺激を受けやすいですが、細かなところに気を配れる特徴や能力がありますね。
では、このようなの方は、どのような心の状態になりやすいでしょうか。

負の感情を溜めこみやすい

敏感とは、刺激を強く感じること。そして、刺激は生物にとってストレスです。
ストレスを多く感じていると、心は「恐怖」を感じやすくなります。

独創的で想像力豊かでネガティブの思考が強いため危険や失敗を回避できる一方、恐怖感が強く「不安」に繋がります。

また、他人に影響されやすく、共感力が高いため、他人の怒りや不快感を自分の事の様に感じます。
そのため、他人の「怒り」「イライラ」「ムカムカ」「ザワザワ」という気持ちを良心的なため「怒り」を感じても外に上手く出せずに自分の中に溜め込んでしまう傾向にあります。

自律神経症状が現れやすい

「恐怖」「不安」「怒り」の心の状態では、体に以下の様な反応がでます。
激しい動悸、胸の圧迫感、息苦しい、手足の震え、異常な発汗、めまい、脚に力が入りずらい、喉の違和感、常に肩に力が入っている、頭痛、虚脱感、疲労感などの体の症状が出やすくなります。
自律神経失調症の症状と同じですね。

HSPの方は、敏感で刺激(ストレス)を感じやすいので、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが乱れ上記の症状に繋がります。
それについては、次に触れたいと思います。

自分を顧みず、全力を尽くそうとする

上記なような体の症状や、「恐怖心」「不安感」「心配」などの心の状態では、「自分は弱い人間なんだ」「会社や家族に迷惑ばかりかけてしまって申し訳ない」と、自己否定・自信喪失・自己尊重感の低下が起こります。
体が辛い状態なのに、特徴である誠実感やサービス精神が働いて、より頑張ろうと家事やコツコツ仕事をしようとします。
しかし、体調も思わしくないので上手くいきません。それがまた、自己嫌悪・自己否定に繋がり、精神的ストレスを高めて体調が悪化することもあるでしょう。

周囲の期待に応えようとする

「認められたい」「見捨てられたくない」という気持ちも強く働きます。
この気持ちは他の人にも存在するものですが、より過剰に反応して傷付きやすいです。

「認められたい」「見捨てられたくない」という気持ちは、親・先生・上司・恋人・友達に強く向けられます。
幼少期では親に愛情を与えられない事で、HSPの反応を増大してしまうことが多いです。これは、「愛着障害」と言われる状態です。

愛着とは、親と子の間に結ばれた基本的は信頼関係。
具体的には、親は子どもを無条件に守ってくれる存在、子ども自身が大切でかけがえの存在であることを認識させてくれる親子の関係です。
しかし、幼少期に親に育児放棄や虐待などで愛着形成が少ないと、自己否定的になったり、自己尊重感がもてなくなり、感情や行動が上手くコントロール出来ないことで、ストレス耐久度が低くなります。

学校では、先生や友達に認められたいのに上手く関係を築けずに傷付き、会社に貢献したい上司に認められたいと思うが能力が発揮できない、恋人・夫・妻には見捨てられたくないと必死になり空回りして関係が上手くいかない。
そして、上手く出来ないのは自分のせいだと自分を責めてしまいます。
親・先生・上司からの「お前はダメだな~」「のろまだな~」「バカだ」、恋人・夫・妻からの「重い」「何考えてるのかわからない」「男として~」「女だったら~」などの言葉に深く傷付き、トラウマになってしまいます。

HSPの方は、物事を深く捉えるので、愛着障害やトラウマになりやすい傾向があります。
それによりストレスを強く感じて、自律神経失調症やうつ・うつ症状にもなりやすいです。

次に、HSPとストレス・自律神経について触れていきます。