症状別対処法レポート

過敏性腸症候群(IBS)ってどんな病気?

更新日:2017.07.05
執 筆:整体師 神田昌紀

過敏性腸症候群(IBS)は、

  • 腹痛
  • 便通異常
  • ガスが溜まる

などの症状がありますが、病院で検査を受けても異常が見つからないことを言います。

過敏性腸症候群(IBS)の原因は、様々な器官の働きを司る自律神経の乱れなのですが、自律神経の乱れは病院の検査ではわからないことが多いので、異常なし、原因不明といわれてしまうこともあります。
レポート全体を通して、過敏性腸症候群(IBS)の主な症状や診断基準、過敏性腸症候群(IBS)の原因となる自律神経失調症の症状や対策についてお伝えします。
初めに過敏性腸症候群(IBS)になりやすい人、過敏性腸症候群(IBS)の診断基準についてご覧ください。

過敏性腸症候群(IBS)になりやすい人ってどんな人?

  • 男性は下痢型が多い
  • 女性は便秘型が多い
  • 20~40代に多く、60代以上の症例は少ない
  • 都市部に多い
  • 知的職業やストレスのある職業に多い
  • 下痢、便秘など排便習慣の変化
  • 起こっては消える腹部不快感

過敏性腸症候群(IBS)の診断基準はどんなもの?

  • 排便の前に腹痛を伴う下痢
  • 排便の前に腹痛があり、頻回に排便する
  • 腹痛は、しばしば排便によって軽快する
  • 腹部膨満感がある
  • 粘液の排出がある
  • しばしば残便感がある
  • 1年に6回以上起こっている
  • 3週間以上続く
  • 腹痛と不安感、抑うつ感情との関連がみられる
  • 腹痛とストレスとの関連を自覚できる
  • 下痢と便秘が交代で起こる
  • 兎糞状の便である
  • 兎糞状の便と腹痛がある
  • 排便回数が週に3回以下、または1日に3回以上ある
  • 腸が空になるまでいきむ
  • 突然排便したくなる、または十分に出た気がしない

このページでは、

  • 過敏性腸症候群(IBS)になりやすい人
  • 過敏性腸症候群(IBS)の診断基準

についてお伝えしました。
次のページでは、過敏性腸症候群(IBS)の主な症状についてお伝えします。