当院院長のブログ

親切な行動で健康になる

更新日:2022.04.15
執 筆:整体師 田島健次

4月なので、新入社員、新入生、職場異動などで入ってくる人と出会う方もいらっしゃると思います。
新しい環境で慣れない人に、親切な行為、言葉がけをしているでしょうか?

親切にする

親切にされた側、親切にした側どちらも、心と体が健康になると聞いたら、皆さんはどうしますか?

例えば電車の中で、高齢者、妊婦さん、体の不自由な方に席を譲ったときや譲っている人を見たとき、あなたはどの様に感じますか?
笑顔になる、気持ちいい、ホッとした気持ちになる、その車両の空気が穏やかになる、などと感じませんか?(個人差があるので決めつけは出来ませんが)
この様な感情や感覚になるときは、体の中では凄いことが起きているのです。

  • 愛や絆のホルモン・・・・オキシトシン
  • 幸せ安心のホルモン・・・セロトニン
  • やる気、喜びホルモン・・ドーパミン

が分泌されるのです。

親切にすると素晴らしいことが得られますね。
このことを「カインドフルネス」と言います。
あまり聞き慣れない言葉ですよね。
「マインドフルネス」は聞いたことがある人がいるのではないでしょうか。
簡単に説明すると
「マインドフルネス」・・自分の意識、感覚に集中する。 利己的
「カインドフルネス」・・他人に意識を向け、親切にする。利他的
です。

人に親切にする、優しくするのは良いことだと分かっているよ、っていう声が聞こえてきそうです。

しかし、ストレスが多い今の時代、自分の事でいっぱいいっぱいになって、不安、恐怖、心配な気持ちが高ぶり、自分だけは助かりたい、自分だけは幸せになりたい、自分だけは、自分だけは、と自己中心的な考えになりやすくなります。
自己中心的な考えの時は、ストレスホルモンのコルチゾールやノルアドレナリンが大量に出やすくなり、うつ傾向、不眠、頭痛、肩こり、首こり、便秘や下痢になりやすいです。
自己中心的な考えのときは、セロトニン、オキシトシンが不足すると言われています。
セロトニンはストレスホルモンを抑制する効果があります。

ストレスが多く、体調不良で寝不足では、他人に親切にしたり、優しい声をかけたりする事は難しく感じますよね。

カインドフルネス実践

簡単にできる「カインドフルネス」の実践法をお伝えします。

  • 笑顔であいさつ(作り笑顔でもいいです)。
  • いただきます、ごちそうさまを感謝して言う(食事を作ってくれた人に向かって)。
  • 助けてもらった時「スミマセン」、「ごめん」ではなく「ありがとう」と言う。
  • 家族、恋人、同僚、後輩を一日一回何か褒める。
  • 落ちているゴミを拾う、なくなったトイレットペーパーを交換する。

簡単そうですよね。是非とも実践してみてください。
もっと簡単な方法を1つお教えします。

☆大切な人、好きな人を想い浮かべ、喜ぶこと、笑顔になることを想像してください。☆

「カインドフルネス」を実践し続けることが心と体の健康に繋がります。
セロトニン、オキシトシンが出る事によりストレスに強くなり、元気になればもっと親切な行動をとりやすくなります。
良い循環になりますね。

一人一人の親切、優しさが家族を笑顔にして、友達、恋人、職場仲間が笑顔になり、会社、地域、国、世界が笑顔になることを願います。


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