当院院長のブログ

悲観的になるのを止めるには

更新日:2021.08.12
執 筆:整体師 田島健次

皆さん、日頃、運がいい方でしょうか?

実は、自律神経が活性化していて健康な状態だと、運がいいと感じます。
前回の私のブログ「悲劇アピールは危ないサイン」にも書きましたが、自律神経が乱れ、不健康なときは、物事を悲観的に考え、不運だと感じやすいのです。

「弱り目に祟り目」という言葉があるように、ストレスが多く、忙しく、寝不足で、悩み事、心配ごと、仕事のプレッシャー、家族のストレスなどがあると、関連が無い出来事でも、悲観的に考えてしまいがちです。

例えば、仕事でいい結果が出せて、上司や会社から褒められれば、気持ちよく家族に接することができますが、逆に仕事で失敗して評価が下がり、怒られた日には、家族に些細な事を注意されただけで怒りが強くなります。

この様に、1つのストレスが、2つ3つと家族関係や職場の人間関係、仕事の生産性の低下などの悪循環に陥ってしまい、「なんで私は、俺は、運がないんだ~」って悲観的になり、精神的ストレスを高めてしまいます。

悪循環から抜けるには

1.勇気をもって休む

責任感から、休む事に罪悪感を覚える人がいます。
しかし、体調が悪く、悲観的な時に、質のいい仕事や家事、育児ができますか?

2.自分の時間を作る

余裕が無いときは、自分の事を疎かにしていることが多いです。
贅沢に、自分がしたい事をやって下さい。

3.自分をゆるす、癒やす

1と2につながりますが、甘やかしてはいけない、怠けてはいけない、と無意識に思っている人がいます。
専門用語では「自己懲罰意識」といいます。
○○してはいけない、などの考えの時は、交感神経が働き、ノルアドレナリン、コルチゾールといったストレスホルモンが出るので、休んでいるようで休んでいません。

○○したい、○○やりたいなどをして過ごすと、副交感神経の働きが活発になり、セロトニンやオキシトシンが出やすく、体と気持が回復します。

悪循環から抜けた後にやってもらいたいことは、笑顔で前向きに過ごすことです(またか、って思われた方がいますよね)。
ストレスを減らして、ゆっくり休んで回復しても、しかめっ面で悲観的な事を考え発言していては不健康、不運がやって来てしまいます。

笑顔で前向きに過ごす理由

1.笑顔だと、表情筋が働き、自律神経では副交感神経が優位に働く

笑っている時は、リラックスして楽しいので、仕事の生産性が上がり、家庭では雰囲気がよくなります。(作り笑顔は、気持ちと行動のズレが出るので、ストレスが上がります)

2.前向きな言葉により、気持ちも前向きになる

愚痴や不満を聞いて、心地よい気持ちになりますか?
言った方も聞いた方もストレスになるのです。
前向きな言葉は気持ちも前向きになり、感謝の言葉は、言った方も言われた方も、幸せな気持ちになります。
(愚痴や不満が全く無くなることはありません。信頼できる人や専門家に相談しましょう。)

まとめ

まずは、悪循環から抜ける行動を取りましょう。
ゆっくりしてください。
笑顔は、自分のストレスコントロールになり、人間関係が良好になりやすいです。
腹の底から笑いましょう。



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