今昔物語

第4章 「充実」

学校を無事卒業が出来、いよいよ社会人の仲間入りだ・・・
と思う気持ちとは裏腹に、バイトで働いていたスポーツクラブでそのまま働くので余り新鮮さはありませんでした。

しかしその当時は就職氷河期でまわりの友人は仕事が決まらない中、私は希望の仕事で働けているのだと思い感謝しながら働いていました。

仕事内容は、マシンジムでの説明、指導、サポート、スタジオでの体操レッスン、プールでのウォーキングレッスン、子供体操教室の体操のお兄さん(まだお兄さんの歳だった)と毎日体力勝負で充実した毎日でした。

一番大変だったのは、会員さんとマンツーマンで3カ月の減量プログラムです。
食事の管理から、トレーニングメニューの作成をして3カ月後に結果を出すというものがプレシャーでしたね。
難しいのはなんといっても食事制限、皆さん間食の甘い物が好きですよね~~

そこのスポーツクラブにも慣れ、新しいスポーツクラブもみてみたいと思い、次に働いた所はスカッシュ専門の全日本の大会や国際大会もやる、ちょっと特徴のある場所でした。
みなさんスカッシュって知っていますか? 簡単に言うと壁打ちテニスみたいなものです。
箱形のコートに入り相手と壁に向かって打ち合うとてもハードなスポーツなんですよ。

スカッシュのインストラクターをやり、毎日会員さんと打ち合っていました。
当然そこそこ上手くなり、初めて出た大会でなんと初出場初優勝したんです。(新人戦でしたが・・・)
それ以降試合に出ず、勝ち逃げだ~~と周りから文句言われてました。
そのスポーツクラブに常勤の整体師の人が居て、仕事で疲れた体をよくメンテナンスしてもらっていて、それから整体師になりたいと思う気持ちが・・・まだでなかった(笑)

整体師への道まではまだ先のお話になります。