当院院長のブログ

色と心や体の関係

更新日:2017.08.16
執 筆:整体師 田島健次

こんにちは、上野整体健療院の田島です。
今回のテーマは『色と心理状態・自律神経の状態』についてです。
皆さん好きな色はありますか?
あるいは、嫌いな色はありますか?
ちなみに私は赤と青が好きです。

色は、人によりそれぞれ好みが分かれますよね、
年齢やその時の健康状態によっても私は変わるものだと感じます。
人は色を見た時に感じる心理状態が変わります。
ストレスが多くその時の体調により好みが変わってきます。
特に自律神経が乱れてうつ状態になったときは、色の見え方や好みが変わる方がほとんどです。

では色のもたらす心理効果、感情について簡単に書いてみます。

色と心理的効果や感情の関係

情熱、衝動的、積極的、自信、活動的、愛情、怒り、憎しみ
オレンジ 明るい、暖かい、聡明、快活、社交的、精力的
黄色 明朗、愉快、元気、健康、開放的、芸術的
安らぎ、安定、穏やか、さわやか、潤い
理性的、論理的、平静、沈着、安堵、従順、受動的
神秘的、高貴、華麗、優美、あでやか、孤独
現実的、習慣的、律儀、活力、頼りになる
中立的、平均的、鈍感、保守的、内省的、秘密主義、穏やか
純粋、清潔、清楚、素っ気ない、冷酷
陰鬱、否定、無、邪悪、死のような、悲しい

これを見てなんとなく分かる気がしませんか?

洋服を選ぶ時、いつも同じような色を手に取ってしまう方もいますが、あなたはどうでしょうか。
心の状態が、その色の効果を欲して服の色を選んでいることも多いのです。

そのため、好みの洋服の色で今の心や自律神経の状態が分かる時もあります。
ストレスで落ち込んでうつ状態では赤、オレンジ、黄色などの色を選ばない傾向があります。
私は日々、うつの患者さんの施術を行っていますが、体調が良くなってくると洋服や身に着けている物などが明るい色に変わっていく方が多いです。

これを利用するのも面白いでしょう。

例えば、今日は朝から気分が重いなと感じたら少し明るめの色の服を選んだりお化粧を明るい色とかに変えたりするのはいかがでしょうか。
特に昼間は、交感神経を働かせて元気を出したい時間です。そのため、活動的な色や明るい色を身に着けるといいでしょう。

逆に、夜は副交感神経を優位に働かしたいので落ち着く青、白、緑などの服をきてゆっくり寝るようにするといいでしょう。
このように自律神経を整えるのに色を使うこともできるのです。
皮膚は色を感じるという科学的データーもありますので、試してみてはいかがでしょうか。

色を使って相手を理解する

色の好みは人それぞれです。
自分の体調や心の状態はなんとなく分かってきましたか?
自分で工夫して色選びをして自律神経を安定させようとしても、外に大きなストレスがあると中々難しいです。

外的なストレスで一番大きな物は、人間関係ではないでしょうか?
人間関係でストレスになることは相手の考えや行動が読めなくてイライラして怒ったり、ビクビクして恐怖心が強まりエネルギー(気)を使いすぎて疲れて自律神経の調整が上手くいかなくなることが多いです。

では好みの色で相手の行動、思考パターンが少しでも分かるとエネルギーを使いすぎずにストレスを減らせる可能性もあります。
好みの色の思考、行動パターンを簡単に見ていきましょう。

社交的かつ積極的で成功意欲が強い。行動力・決断力があり熱しやすく直情型。退屈を最も嫌い、それが活動意欲と結びついているが、「気まぐれ」なところがある。
開放的で世話好きなので、誰とでも気軽に付き合えるがお人好しな面があり他人から裏切られる事も多い。
真面目で几帳面、地味ながらも平穏で安定した生活を好む。控えめで節度のある行動をとるため、周囲からの信用はされるが冷静な面が裏目に出て、消極的だと見られる。
他人との感情的なトラブルを嫌うために不満ながらも相手に合わせてしまい、結果的には損をしたりストレスを抱えてしまうことが多い。
変化を嫌い、平均的な安定を求める。忍耐力があり寛大で道徳的な精神の持ち主。
基本的には優しい友人、恋人、配偶者になれるが悪く言えば個性に欠ける。
青を好む人と同様、他人ともめ事を起こすのを嫌うため不満があっても上司に忠実に従うことが多く、指示待ち人間の可能性がある。
知的で想像力に富み新しいもの好き。高い理想をあげるがあまり行動力が伴わず、理論だけが先走りする傾向がある。明るい反面、恥ずかしがり屋でもあるので優柔不断と思われがち。
義務感が強く、しっかりしたタイプ。冷静沈着で献身的なため、個人的な悩みや相談ごともよく持ちかけられるが、その「献身さ」につけ込まれる。
親分肌を感じさせるので、部下からは親しまれるが献身さが極端になると「お節介」になる。
表面的にはそつなくふるまえ、温和で物静かな人。平穏無事な生活を好む一方で人と深く関わり合うことはしないため非社会的な人間にみられがち。干渉されることを極度に嫌うので私生活をのぞかれたりすると猛烈な反撃に出ることもある。
堅実で冷静。内気で控えめ自分の考えをオープンにせず本心を見せようとしない。秘密主義的な傾向は「灰」より強いが反抗的で他人から指示されることを嫌う。感受性が鋭く世間をよく知っているという印象を与える。ユーモアに乏しく判断能力に欠け神経が過敏で冷たい面もある。
非常に感受性や創造力が豊かで、観察力もあるため芸術的才能を持っている。自己愛が強いために自分の才能を周囲に高慢な態度を示すこともある。虚栄心が高く傷つけられるとヒステリックになる人もいる。

会社の上司や同僚、夫婦関係、恋人同士の人間関係のストレスがつきものです。
上記のような好みの色でその人の行動、思考特性を理解するだけでも対応、対策が出来るかもしれません。
知識として理解をしておくと漠然とした不安が減ってきます。

皆さんも体調が悪いときや体が痛いときは、スマートフォンで色々と検索して原因を探しませんか?

当院では、体調の悪い原因を患者さんと一緒に探していきます。
どうして自律神経が乱れて辛くなるのかを構造学的、生理学的、神経学的、心理学的、栄養学的にと幅広い知識、経験から患者さん1人1人にあった施術を行い生活での対応、対策をアドバイスしていきます。

漠然とした不安は説明出来ないと思いますが、実は嫌いな色から心に隠れた不安の傾向が見えてきます。参考にしてみてください。↓

挫折感や無力感、努力が報われないと思いを抱く。
現状を変えたいと思っているが、変えられずに悩んでいる。
自分の能力を認めてくれない寂しさ、苛立ちを感じる。孤独感。
現実な生活に失望。夢や希望を失っている。
承認欲求が満たされていない。自分を注目して欲しいが強い。
生活が退屈で新しい刺激、スリルを求める。
周りに否定的な感情が強い、自分の行動が制限されていることがストレス。

いかがでしたか?
あくまでも傾向なので、全て色の好みで心理状態が分かるわけではありませんが、参考になると思います。

日本人は色別が繊細だと言われます、それは四季がはっきりしているためといわれています。
テレビも4K、8Kと色が多く使われますので色を感じる感覚が無意識に動いてしまいます。
そのため、テレビを見ていて不快な感じがしたら消してください。
色の情報がストレスになり、自律神経が乱れている可能性もあります。(ブルーレイなども関係しますが)

画面を通さない自然な色は、脳の緊張をやわらげる効果があるそうです。
空の色、海の色、森、山の色を観て脳の緊張を落ち着かせましょう。
うつりかわる季節の色は、春は何色に感じますか?
梅雨は何色?夏は何色?秋は何色?冬は何色?

仕事の事やその他の悩み事、人間関係のストレスが多くなったときほど、スマートフォンを置いて深呼吸し、自然を感じ四季の色を感じるようにすると、自律神経の乱れや心の乱れが落ち着きますよ。

 

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